私たちの住む稲敷市をはじめとする地方では、少子高齢化、人口減少による地域の停滞が見られています。また、働き方や家族のあり方が多様化する中で、家族とともに地域で子どもたちや高齢者を見守ることが期待されていますが、その地域についてもコミュニティの希薄化、若年層の流出等が見られています。
さらに、経済活動についても、効率化への指向が進む中で、資本力のある企業に地方での収益が移転することとなり、地域を単位とする経済が危機的状況にあるといえます。
このような中で、これからの地域においては、地域の問題や課題を理解し、地域の視点や資源、ネットワークを生かして問題解決に取り組むとともに、それらを発信し能動的に向き合うことが求められています。
今般私たちが設立する「特定非営利活動法人稲四季の会」では、このような地域の問題や課題に対し、地域の人材や資源を生かして解決に向けた取り組みの担い手となることを目指し 、ふるさとである稲敷に縁のある人々や企業の連携を促進に取り組むとともに、自らも地域資源の付加価値を高めるための活動に取り組む組織となることを標榜し、特 定非営利活動法人の設立を行うものです。